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古墳時代の甲冑



古墳時代の甲冑にはどのようなものがあるか調べてみました。






山梨県大丸山古墳121229
山梨県大丸山古墳出土 複製





◇前期

古墳時代前期の発掘例はそれほど多くありません。

鉄製の短甲(たんこう)が普及したのが特徴です。

朝鮮半島から輸入されたと思われる甲冑が多く、大量生産が行われていないので個体によって違いがあります。

短甲は主に三種類

小札革綴冑
京都府椿井大塚古墳、滋賀県雪野山古墳など8例

竪矧板革綴短甲
山梨県大丸山古墳、大阪府紫金山古墳など。

方形板革綴短甲
福岡県若八幡宮古墳、京都府園部垣内古墳など13例。


この三種類は短甲を構成するパーツの形状によって分類され革製のひもによってつながれています。

冑(かぶと)も小札と呼ばれる面積の小さいパーツを革製のひもでつないだものです。小札革綴冑と呼ばれます。








五ヶ山B2号墳121229
静岡県五ヶ山B2号墳出土



◇中期

4世紀末くらいに古市古墳群や百舌鳥古墳群の人々により大量生産され、全国の有力者に配布されるようになったと推測されています。

主に三種類あります。

三角板革綴短甲
三角板襟付革綴短甲
長方板革綴短甲


冑は三角板革綴衝角付(しょうかくつき)冑があります。

大量生産されたので個体差はほとんど無くなりました。



◇中期の5世紀、430年頃、それまで革製のひもでつながれていたパーツが鋲で留めて固定されるようになってきました。

三角板鋲留短甲
横矧板鋲留短甲
などがあります。

冑は
三角板鋲留衝角付冑
小札鋲留衝角付冑
小札鋲留眉庇付(まびさしつき)冑
など。


◇5世紀も後半になると
短甲の全体が金色に装飾されることがありました。

冑は
横矧板鋲留衝角付冑
横矧板鋲留眉庇付冑が現れ鳥の羽で装飾されたりしました。


そのあとに
竪矧広板鋲留衝角付冑
が登場します。


◇6世紀になると出土品としての短甲は姿を消し、挂甲(けいこう)と呼ばれる、鉄製の小札をひもで綴じ合わせ胴体を囲んだものが主流になります。

大陸の騎馬民族の影響を受けたものと思われます。





古墳時代の甲冑には、他にもいろいろなバリエーションがありますが代表的なものはこのくらいです。

古墳時代には鉄製短甲と並行して革製短甲、木製短甲が使用されたかもしれませんが、出土例はとても少ないです。
木製短甲の出土例は熊本県柳町遺跡や岡山県鹿田遺跡があります。
革製短甲は奈良県東大寺山古墳があります。





参考
「古墳時代の研究8 古墳Ⅱ 副葬品」
「遺跡でたどる袋井のあゆみ ダイジェスト」








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